自分たちの活動をたくさんの人に知ってもらう方法
- 2020/04/27
- カテゴリー:コラム
自分の音楽をもっとたくさんの人に知ってもらいライブに来てもらえるためにはどのような集客活動をすれば良いのか。
その集客活動を「みんながやっているからと何となく」やっていませんか?
「何を」「なぜ」「どのように」広めていけば良いのか紹介していきます。
もくじ
・オリジナル楽曲で活動の幅をUP
・ホームページでブランド化
・目を引くフライヤーを!
・アンケートで情報収集
・必須ツール!メールマガジン、LINE@
◯オリジナル楽曲で活動の幅をUP
オリジナル曲を作るメリットは活動の幅が格段に広がるということです!
小さいコミュニティで活動する分にはカバー曲のみでも構わないですが、大きなイベントへの出演やオーディションに応募したい場合は「オリジナル曲のみ可能」という場合が多くあります。
活動の幅を広げ世に出て行くためにはオリジナルの楽曲を作る必要があるのです。
・オリジナル曲を作る方法
「今までカバー曲しかしたことがなくオリジナル曲を作りたい!でもどうやって作るの?」「音楽理論を勉強してからでないと作れないの?」と悩む方も多いかと思います。
でもそんなことはありません!
もちろん詳しい音楽理論を知っているに越したことはありませんが実は楽曲ってインスピレーションや直感で意外と出来たりするものです。
肝心の曲作りの方法はたくさんありますが大きく分けて2つです。
①楽曲制作を依頼する
歌ものの楽曲やBGM系のインスト曲など相談しながら楽曲のイメージを固めて制作してもらえます。
作詞のみ、作曲のみ、アレンジのみと各セクションに依頼することも可能です!
知識のない方も携帯のボイスメモなどで録音した鼻歌のメロディーや楽器のメロディーだけでもそこから依頼できます。
基本的に明確な金額設定というものはなくバラバラです。
使用機材や制作の規模が組織によって違うので、予算を出して見積もりや口コミなどできるだけ多くの制作者を比較して慎重に制作依頼をしましょう!
②自分で曲を作る
自分で曲を作るにもたくさんの方法がありますが今回はざっくりと3パターンを紹介します。
1.コード進行から作る。
カバー曲などで曲を練習していると自分の好きなコードや流れなどが見えてくるので自分の中にストックしておきましょう。
そういうものがたくさんあるとアイデアも次々浮かんできます。
2.メロディーから作る。
今どんな歌が歌いたいかという気持ちを鼻歌にしてみる本当に直感に頼った作曲方法です。
スマホの録音機能で十分なので思い浮かんだメロディーをその都度録音しておくことがコツです。
1、2のやり方はメロディーを作った後に歌詞をつけるので、言葉を選び、世界観を構築するのが大変というデメリットがあげられます。
3.歌詞から作る。
これは、最初に書きたい歌詞を書いてしまうという作曲方法です。
歌詞の世界観からインスピレーションを受けてメロディーをつけるので、メロディーが浮かびやすいというメリットがあります。
日々思い浮かんだ言葉を書き留めておくのがコツです。
◯ホームページでブランド化
最近では「TwitterやInstagramなどSNSがあるからホームページは別になくても…」という人が多いかもしれません。
しかし!プロを目指したり、真剣に自分たちの音楽を広めたいと思っているのであればやはりしっかりとしたホームページが必要です。
高いクオリティーで作られたホームページというのはアーティストの存在をより魅力的に見せると共にアーティストの「ブランド化」に大きな役に立つからです。
そしてもう1点、簡単に見れる情報がまとまった場所が必要です!
TwitterやInstagramは簡単に拡散できるというメリットがありますが、ネット検索で誰でも簡単にアクセスでき、より詳しく自分たちのことを知ってもらうためのホームページが良いでしょう。
パソコンでもスマホでも見れそこにはSNSアカウントはもちろん、今後の活動内容、動画サイトやチケット予約まで全て揃っているととても便利です。
ホームページを見ればアーティストの情報が全て分かるのです。
・ホームページに必要なコンテンツ
ホームページを作る方法としては制作業者に依頼したり、最近では無料で簡単に作れるサイトなど様々あります。
そして作るうえで少なくとも必要であるコンテンツは下記の通りです。
もちろん他にネットショップやギャラリーなど必要だと思うコンテンツは追加していきましょう。
・プロフィール 音楽ジャンル、活動経歴の提示
・スケジュール ライブスケジュール、メディア情報
・ディスコグラフィー CD、DVD、Blu-ray情報
・ソーシャルメディア ブログ、動画共有サービス、SNS
・ファンクラブ ファンクラブサイト、メルマガ、LINE@
・問い合わせ先 チケット予約フォーム、出演依頼受付
→チケットと宣伝
◯目を引くフライヤーを!
フライヤーとはアーティストが作るチラシ、ビラのことです。
業者に頼んでフルカラーのきちんとしたフライヤーを作るアーティストもいれば、紙に手書きで書いてそれをコピーする人もいたり様々です。
サイズもA4サイズから名刺サイズ、円形など特に決まっているわけではないので掲載する情報の量や予算を考えながらそれぞれのアーティストに合ったものを作りましょう。
まず作成する前にフライヤーを作る目的を考えます。
目的が「名前と顔を覚えてほしい」であればアーティスト名と写真をメインのフライヤーに、「このライブに来てほしい」であればライブの日程や詳細をメインに書きますよね。
このように目的を考えて1番何を伝えたいのかに重点をおいて作成していきましょう。
・フライヤーに記載する基本情報
1.アーティスト名
できるだけ分かりやすい大きさ、書体で記載しよう。
2.アーティスト写真
スタジオで撮ったものやライブ写真などなんでも良いですがアーティストイメージが伝わりやすい映える写真にしましょう。
3.ホームページ、 SNSのURL
QRコードを一緒に載せて気軽にアクセスしてもらえるようにしよう。
4.プロフィール、バイオグラフィー
どのようなジャンルの音楽か、どんな経歴でどこを中心に活動しているかなど興味をもってもらえるように記載しよう。
5. CD情報、ライブ情報
その日に演奏した曲が入ったCDが売っているのかフライヤーで確認できると曲を気に入ってくれた方にCDを手にとってもらいやすくなります。
ピックアップライブがあれば詳細を記載するのもOK。
※フライヤーは格好良ければいいワケじゃない!※
フライヤー作成は宣伝のための投資です。
「せっかく作るんだから、おしゃれで恰好よく仕上げたい」と思いますよね。
しかし、格好よければお客様にも受けがよいというわけではありません。
フライヤーの雰囲気ばかりを気にして「見やすさ」「読みやすさ」が失われてしまうと、見た人には本当に伝えたいことが伝わりません。
フライヤーを作る上での大前提は【情報がきちんと伝わること】です。
・フライヤーの見せ方
せっかく良いフライヤーを作成してもお客様に手に取ってもらえなければ、ただの自己満足です。
ライブハウスにおいても、フライヤーをお客様に見てもらう方法は様々ですので1番良いと思う方法でアプローチしましょう。
1.受付で配ってもらう(折り込み)
開場までにライブハウスに渡せば受付でお客様が入場する際、他のアーティストのフライヤーと一緒に渡してくれます。
2.自分で配布する
アーティスト自身が、転換中や物販時間中にお客様へ直接配る。
3.自分の出演日以外も受付で渡してもらう
まとまった枚数のフライヤーをライブハウスのスタッフに渡し、「自分の出演日以外も折り込みしてほしい」と伝えれば、出演しない日のライブでも受付で渡してくれます。
4.貼ってもらう、置いてもらう
フライヤーは配るだけではなくライブハウスによっては壁やボードに貼ってもらったり「ご自由にお取りください」と置いてもらうことでも、お客様に見てもらうことができます。
◯アンケートで情報収集
ライブ活動において、アンケートを取ることはとても大切です。
アンケートをうまく活用することで次のようなことが可能です。
【ライブの内容を改善する】
アンケートを配る目的のひとつにライブに対する客観的な評価を知ることがあります。
自分で見た自分のライブと、お客さんから見た自分のライブは違うのです!
例えば盛り上げるようなアップテンポの曲多めのライブを構成していてもアンケートではもっとバラードな曲が聴きたいなど、客観的な意見を取り入れて今後のライブ内容を改善していくことができます。
【お客様の情報を獲得する】
お客様の情報を獲得することによってさらにファンを増やすチャンスとなります。
例えばよくライブに来てくれるファンの年齢層をチェック。
年齢層によって今後製作する楽曲や展開していくグッズなど方向性が見えてくるかと思います。
そしてメールアドレスを記載してもらうとライブ情報や最新情報を効率的に伝えられるメールマガジンを発行することが可能です。
【アンケートに答えてもらえる確率を上げる2つのポイント】
アンケートを取るメリットを紹介してきましたが、作成する前に認識しておくべきことがあります。
それは、ほとんどのお客様はアンケートに答えてくれないということです。
書いてもらえる確率を少しでも上げるために工夫が必要です。
・アンケートの配布方法を工夫する
アンケートに答えてもらえない原因としてそもそも用紙の存在に気付かれていないということがあります。
ほとんどのアーティストがライブハウスの受付のスタッフに渡しお客様が入場の際に渡しています。これはあまり良くありません。
なぜならお客様は受付で共演するアーティストのフライヤーやライブハウスのパンフレットなども受け取り埋もれやすくなるからです。
帰ってから見ようと中身を見ずすぐにカバンに入れてしまう方も多く見られます。
このため、アンケートはライブの転換中や物販時間中に直接手渡しで渡すようにしましょう。その際ペンとクリップボード(バインダー)も一緒に渡すのが親切です。
・回答者プレゼントを用意する
アンケートはアーティストにとっては客観的な評価を得るメリットがありますが、お客様にとっても回答するメリットを与える必要があります。
具体的にはアンケートに回答頂いたお礼として「音源やライブ映像をプレゼント!」など、アンケートに答える動機を用意してあげるのは良いですよね。
・答える負担のない質問を
文章を記入するのではなく選択式にしチェックをつけるだけのアンケートの方が負担もなく、回答してもらえる確率も上がりやすくなります。
◯メールマガジン、LINE@
最近ではアーティストが集客を行う上でメールマガジン、LINE@は必須のツールとなります。
相手のスマホにあなた自身が送りたいときに送りたい情報をプッシュ配信でき、TwitterやFacebookのタイムラインで投稿するよりも圧倒的に反応されやすいのです!
メールマガジン、LINE@はどちらもユーザーに向けて情報を一斉送信できるツールですが各々のメリット、デメリットを紹介しますので媒体使い分けをして上手に組み合わせて使いましょう。
【メールマガジンのメリット】
・低コストで情報を発信できる。
・情報量の多い長文の文章を一通のメールで送信できる。
・メールアドレスを持っている人はたくさんいるので多くの対象に登録してもらえる。
・登録時に名前や生年月日などの個人情報も取得でき、情報の配信だけでなく、誕生日のユーザーにお祝いメールなど特別なメッセージも配信できる。
・今後も利用される廃れない情報発信ツールである。
【メールマガジンのデメリット】
・開封率が低くメールが届かない、読まれないこともある。
・一度読んだら再度読み返すことの少ない「使い捨てのコンテンツ」である。
・写真や動画を表示させることが難しい。
【LINE@のメリット】
・相手に確実に届き、開封率が良い。
・1対1のトーク機能、自動応答メッセージがあり、コミュニケーションが取りやすい。
・QRコードを読み込むだけで簡単に登録することができる。
・画像、動画、音声メッセージを簡単に配信できる。
・クーポンやショップカードを作成し発行できる。
【LINE@のデメリット】
・長文の文章に向いていない。
・LINEアプリを持っている人のみが対象となる。
・手軽にブロックされやすい。
メリットデメリットを踏まえた上でメールマガジンやLINE@を上手に使いこなしてイベント情報などをたくさんの方に知ってもらいましょう!
ここまで閲覧いただきありがとうございます。
たくさんの人に自分たちの音楽を届けれるようにいろんなコンテンツを使って広めていきましょう!
他にも現役ライブハウススタッフならではのいろんな記事があるので気になった方はそちらもご覧ください。
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